高出力化

ここのところ気になっているのは、車のハイパワー化。


例えばBMWのi5 M60はシステム出力601馬力。

レンジローバースポーツのダイナミックSE550eが550馬力、SVエディションツーなどはV8ツインターボ+モーターで635馬力。

ポルシェカイエンターボEハイブリッドの599馬力、AMG G63の585馬力など。

これらのどれもが生粋のスポーツカーではない。(と思う)

ただ、実用車の範疇にあるボディ形状を持った普段使いの出来る今どきのスポーツ車両という事は承知しています。

もちろん売るために、先代のモデルよりも快適性であったり、パワーであったり、安全装備を充実させなければ購買欲が掻き立てられないのでしょう。

そこの部分を、モーターなどを使い如何に環境に負荷をかけずに達成するかというのが目標と思われます。


しかし、これ程までのパワーという物が必要なのだろうか、と単純に思う。

速くなければEVの利点がない様な気もしてくるほどのパワーを持つテスラ。

それに追いつけ追い越せと躍起になる各社が、その妙なスパイラルに引き込まれたのではないでしょうか。

確かにBEVは走行中に地球を汚さないのかもしれないが、あの重いボディをあのスピードで走らせることがどれだけ電気を要しているか今一度考える必要もあるのだろう。

例えばEVスクーターのEM1eは、満タンに6時間の100V充電を必要とするバッテリーを乗せた100キロほどのボディに一人が乗って、50kも走らないのです。

ストレスのないスムーズな加速が売りなのは分かりますが、もう大方の人はEVがどんなものかは解っている。

パワーに振るよりも、航続距離に振った方が明らかにパイを広げる時期なのではないかとも考えます。

昔に比べると排ガスが極めて減ったと感じる今、消費者側の認識も車の方向性を変える一つの要因になると考えます。

フェラーリのローマが620馬力、911のGTSが510馬力ってこと考えると、そんなには要らないと思うのです。

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